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「私の青春は虎ノ門ヒルズにあるんです」 大手企業のアドバイザーも務めた“高校生起業家”の意外な日常

「私の青春は虎ノ門ヒルズにあるんです」 大手企業のアドバイザーも務めた“高校生起業家”の意外な日常

深夜に顧客データをめちゃくちゃ分析して、昼に営業を

――周りで働く人の多くは成人ですよね。「高校生」ということで、どんな風に見られることが多いですか?

中澤 初対面の時はやっぱり、「変なやつが来たぞ」みたいな目で見られることが多いですね。面白がられることもありますが、基本的には「しっかり仕事ができるのか」という感じ。やっぱりなめられることが多いとは思います。先ほど挙げたインターンの時も、周りは全員大人のなかで私だけが高校1年生。経験や特別なスキルがあるわけでもないので、深夜などの勤務時間外に顧客データをめちゃくちゃ分析して、それをもとに昼に営業をやっていました。このあたりの時間の使い方は、N高だからできたことでもあると思います。当時、睡眠時間は2~3時間ぐらいだったと思います。それで少しずつ成果が出てきて、インターン先のアプリ開発を自分で行うようになり、その後は現在もやっている2つの会社を立ち上げるに至りました。

 高2の秋にはヤフーの事業プランアドバイザーになり、ひろゆきさんも同時期に在籍していました。今のPayPayモールのeコマース事業について、事業部長に「どうやったら流動性の高いサービスを提供できるか」等をアドバイザーとして提言していました。

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物欲についてはもともとあまりないんですよね

――金銭面で言えば普通の高校生よりもはるかに多くの額を稼いでいることになると思います。普段はどんな生活を送っているのですか?

中澤 特に派手な生活を送っているわけではありません(笑)。物欲や食欲については、「この服が欲しい」とか「このご飯が食べたい」とか「遊園地に行きたい」とかもともとあまりないんですよね。父のおかげで物質的にはかなり恵まれた生活を送っていたので、根本的に欠乏感がないんだと思います。

 仕事を始めてからは、もちろんお酒は飲みませんけど、色々な企業の人たちと「会食」をする機会もあります。なかにはいわゆるパリピっぽい人たちもいましたが、特にその生活に惹かれることはありませんでした。仕事をする上での快適さを得るためには、お金は惜しみなく使いますが…。今はもう反抗期も終わって母とも仲直りしているので、週の半分は母が住む都内の実家にいて、半分はホテル暮らしです。仕事に集中していると、つい終電を逃してしまうこともあるので。

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