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AさんがTwitterで告発「オーナーの姿勢の絶望した」

 今年5月、Aさんは自身のTwitterアカウントでこう呟いた。

《そう言えばかつて某オンラインサロンでセクハラ被害の告発(真実かどうかは不知)がなされたのに、サロンのオーナーが告発投稿を無断で削除したときは、普段温厚な私もキレた。セクハラ被害を開示した者の声に十分寄り添わないオーナーの姿勢に絶望した。オーナーは女性だった》

Aさんが5月9日に投稿したツイート

 さらに6月にも、再び思いを発信。

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《昔、あるオンラインサロンに入ってたのだが、そこの会員Aが「会員Bよりセクハラされた」とサロンの掲示板で告発した。その告発投稿をサロンのオーナーが無断で削除した。それがわかったとき、私は「このオーナーマジであかん」と思い、オーナーに対しサロン内で猛烈に抗議した》

Aさんが6月5日に投稿したツイート

 Aさんが語る。

「どちらも、その時々で話題になっていたセクハラ事案に関連して呟いたものだったと記憶しています。被害を訴える人の声が抑圧されないことを願い、少しでも社会の風通しがよくなればという思いからのツイートでした」

 しかし6月22日、冒頭のように、Aさんのもとにいきなり訴状が届いたという。

ツイート削除要請なしに突然、訴状が届いた

「訴訟は原告、被告どちらにも負担がかかりますから、事前に和解交渉がなされたり、何かしらの通告があるのが普通です。それなのに、ツイートを削除してほしいとの要請すらありませんでした。これは実務上かなり異常なことです。

 代理人弁護士は、堀江貴文氏や立花孝志氏らの代理人も務める福永活也弁護士でした。福永氏は著名人への誹謗中傷問題に熱心に取り組んでいて、“日本一稼ぐ弁護士”とも呼ばれています」

 訴状によれば、はあちゅう氏側はAさんの2件のツイートについて、《サロン内でセクハラと称される事件が起きたことの摘示》であり、それによって、はあちゅう氏自身の社会的評価や信用を低下させると主張している。Aさんが語気を強めて反論する。

「私のしたツイートはどちらも、“セクハラが起きたこと”を示すものではなく、“セクハラ告発があったこと”、“それをオーナーが無断で削除したこと”について言及しているだけです。しかも、セクハラについては《真実かどうかは不知》ときちんと書いている。当時からこの姿勢は一貫しています。それに、はあちゅうさんを貶める意思がないことは、はあちゅうさんやサロンの名前を出していないことからもわかると思います」