文春オンライン

安倍晋三前首相が「1年延期」にこだわった理由をしれっと改ざん 東京五輪関係者が“責任逃れのラストスパート”をかけ始めた!

2021/08/17
note

 読売新聞に『膨らむ経費 しぼんだ収入』という記事がありました。東京五輪のおカネについての検証です。

 次の数字が凄い。7340億円→1兆6440億円。これは…?

©iStock.com

《昨年末に大会組織委が公表した予算案では、開催経費は夏季五輪史上最大の1兆6440億円。招致決定時には7340億円と見積もっていたが、1年延期に伴う追加費用や感染対策などもあり、倍以上に膨らんだ。》(8月13日)

ADVERTISEMENT

読売新聞8月13日の紙面

 膨らんだなぁ。コンパクト五輪とは何だったのか。

五輪経費問題を「RIZAP」のCMで見せたら

 そういえば「文春オンライン」の取材で、首相のブレーンでオリパラ事務局の最高責任者である内閣官房参与・平田竹男氏が「RIZAP GOLF」でゴルフレッスンを無料で受けていたことが判明。その金額は推定457万3800円。

 RIZAPは平田氏が事務局長を務めるオリパラ事務局が主導する「beyond2020マイベストプログラム」の認定を受けていた。つまり平田氏とRIZAPは利害関係にある。

 RIZAPと仲良くするなら、五輪経費問題もあのCMで見せたらわかりやすいのではないか? 最初はスリムだったけどブクブクに膨らんだ東京五輪師匠。その逆バージョンは衝撃に違いない。