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メキシコ選手団担当の内閣府の女性職員にも絡んでいた
「警備員に暴行した直後、同じフロアに滞在中のメキシコ選手団を担当していた内閣府の女性職員がエレベーターから出てきたのです。ゴゴチュリ選手は、その職員にも絡んでいます」
メキシコ選手の部屋を訪ねようとした女性職員の前に立ち塞がり、まるで通せんぼをするようだったと大会関係者は言う。
「身体的な接触はなく、危害を加えようとしていたわけではなさそうでしたが、意味不明な行動でした。女性職員は彼をあしらっていましたが、注意する様子もありませんでした」
暴行を受けた警備員はすぐに病院へ運ばれた。肋骨の軟骨が折れたほか、背中や腰も強く打ち、腕からも出血していた。下された診断は全治1カ月。その日は警察に届けられることもなかった。警備員が自ら警視庁東京空港警察署へ行って被害届を出したのは2日後の14日だ。
大会組織委員会関係者が言う。
「ですが、被害者の相談を受ける前から警察は動いていました。13日にはホテルを警察官が訪れ、現場になった6階の状況や防犯カメラを確認しています。もっとも、オリパラに絡む事件は一般とは違い、ジョージアと日本という両国の外交問題にもつながりかねない。当初は表沙汰にならないよう逮捕もせずに内密に捜査を進めるつもりだったと聞いています」