目の前の試合内世界線に選手と一緒にいさせて欲しい
今シーズンにけりをつけずに来シーズンの世界線に行きたいわけではない。来年の期待はあるけど今シーズンの最下位を争っている世界もちゃんと観ておきたい。しんどいけども。菊池が華麗な守備で魅せ打撃も好調、誠也が6試合連続ホームランを打ち、栗林がルーキーでありながらクローザーを完璧につとめ、森浦が島内が正隋が玉村が石原が試合に出て、小園が復活し、コロナ禍五輪での侍ジャパンに4人が選ばれ金をとりシーズンに戻ってきた世界線。え、なんで5位なん。
判官びいきなので怪我から病気から復活した選手が好きだ。他球団でも。あの選手がこの選手が怪我をしなかった世界線もあるんじゃないかといつもせつなく思うのだが、ド不調の選手含めそれぞれが復活した世界線はある。絶対。祈るだけしかできないもどかしさと共に。
応援ってそういうことだ。愛に見返りはないというけども応援には選手から貰うものがたくさんある。投げた打った捕った勝ったの喜びを勝手に共有しちゃって申し訳ない。選手が思うとる以上に愛しとるで。最下位争う順位でも野球が観たいんじゃー。
最下位争いの応援に疲れ今シーズンをあきらめ来シーズン世界線に意識が飛びそうになった時に今シーズン初のサヨナラ勝ちなんてしちゃって現世界軸に引き戻してくれる選手たち。飴もろた。
選手はいましかみてない。
最下位争いのチームは来シーズンの夢をみるしかないのか。
来シーズンの夢 も みるが正解。
炭酸が苦手な私が球場と映画館でだけ飲むコーラを自宅のテレビ前にて飲む今年、スタイルはかわっても応援はかわりませんとも。
目の前の試合内世界線に選手と一緒にいさせて欲しい。
9月現在、Aクラスをあきらめてない。深い河を越えた先が観たいなあ。
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