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「初めて通話した時に『好きが増しちゃった』とストレートに言われて、嬉しくなってしまいました。村上が撮影の打ち上げをしている時に通話がかかってくることもあり、仕事仲間から『誰と話しているの』と聞かれて『俺の好きな子』と答えていました。『みんなに言っちゃっていいの?』と聞いたら、『好きな子だからしょうがないじゃん』と。照れると同時に、周囲に私のことを話してくれているなんて真剣に付き合ってくれてるんだと感じました」

 距離が近づくにつれて村上は何度も「2人で会いたい」と言うようになり、桃子さんもそれを承諾した。

村上が桃子さんに送ったLINE

「初めて会ったのは2020年8月20日でした。村上は『個室』『2人きり』を強調してきて少し恐怖感があったのですが、友人に相談したら『有名人だから周りの目を気にしてるんだよ』と言われて納得してしまいました。

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 ただ会う前に気になっていたのは、村上が年齢を教えてくれないことでした。向こうは私が高校生だということを知っていて、LINEでもあらためて年齢を聞かれたんですが、私が年齢を聞いても『直接会ったら教えてあげる』と教えてくれませんでした」

『なんでエレベーターが狭いのか知ってる?』

 2020年の8月20日13時、桃子さんが待ち合わせ場所の渋谷TSUTAYA前に到着すると、少し遅れて村上が現れた。

「実際の村上はタトゥーが入っていて、怖いというのが第一印象でした。到着するなり『仕事で4時間しか寝てなくてタクシー呼んである』と言い、タクシーに乗るように促されました。タクシーの中で『俺は牡蠣が好き』と話し出し、『個室とったからそこへ行こう』と言われました。なので個室のレストランへ行くのかなと思っていたのですが……」

渋谷駅前 ©iStock.com

 しかし、桃子さんが連れていかれた先はラブホテルだった。

「一見アジアンカフェみたいな雰囲気で、ラブホテルなんて入ったことがなかったので建物に入るまでは分かりませんでした。エレベーターで『なんでエレベーターが狭いのか知ってる? 2人がくっつけるようにだよ』と言われたのは覚えています。その頃にはさすがに様子がおかしいと気づいたんですが、断る勇気がでなくて部屋までついていってしまいました。しばらく話していたら村上が『俺寝るね』と言ってベッドに寝ころび、急に『薬物やったことある?』と聞かれて恐怖を感じました」

 村上は桃子さんにも近くへ来て横になるように促したが、桃子さんは離れた場所から動かなかった。すると、村上の表情が変わったという。

「『俺は真剣なの』『大人になったらこういう恋愛もあるんだよ』と言ってきたので、『いろんな人にそう言ってるんじゃないの?』と聞いたら、明らかに不機嫌になりました。『近くに来たら機嫌を直す』と言われて、場所が場所だし怒らせたらどうしようと怖くなり、さらに『本当に俺は好きだから付き合ってほしい。Mall Boyzのメンバーにも伝えちゃったし今度みんなで遊びに行こう』と言われて、真剣に彼女として考えてくれているのかと錯覚して『付き合う』と言ってしまいました」

 雰囲気に流されて「付き合う」と答えた桃子さんに、村上はその場で肉体関係を迫ったという。