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日本政府へのメッセージ
「これはどういうことかと言うと、自宅にいる患者の様子を医療スタッフがリアルタイムでモニターし、薬の服用などの処置を行うものです。症状が悪化したら即座に看護師を送って相応の処置を行い、病院での対応が必要なときにはタイムリーに搬送して入院させるシステムです」
「トリアージは最後の段階での患者の選別です。そのような事態になる前に、『自宅の病院化』によって患者の状況をリアルタイムで正確に把握していれば、限られたリソースの中でも最適な対応は可能だと信じています」
さらにザルカ博士は日本政府にこう呼びかける。
「ぜひ日本の専門家と意見交換する機会があればと希望しています。イスラエルでの知見を、日本の専門家に喜んでシェアしたいと思っています」
「文藝春秋」はザルカ博士に加え、イスラエル政府の前コロナプロジェクト・コーディネーターを務めたロニー・ガンズ(Ronni Gamzu)教授へのインタビューにも成功。両者へのインタビューは10ページにわたり掲載されている。
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貴重な示唆に富むイスラエルの専門家2名のインタビューは、9月10日発売の「文藝春秋」10月号および「文藝春秋 電子版」をお読み下さい。
