わが巨人軍は原監督3度目の3連覇に向けて正念場を迎えています。三つ巴の争いの中、大事なヤクルト、阪神との3連戦初戦はキャプテン坂本選手のタイムリーで先制したものの、手痛い逆転負け。9月に入ってから16試合でわずか4勝とかなりストレスのたまる展開になっており、先日は思わずTwitterで「機嫌の直し方が分かりません。」とつぶやいてしまったほどです。これを言うといつも怒られてしまうのですが、巨人ファンは勝つのに慣れてしまっているところがあり、負けが込んでくると正気を保っていられないのです。

 今のように巨人の勝敗によって虫の居所が変わる過激派になったのは自分でチケットを買って球場に行くようになった大学生ごろからですが、私のジャイアンツファン歴は小学校低学年のころまでさかのぼります。当時の巨人は第2次長嶋政権の真っただ中。たまたま長嶋さんのご自宅と私の実家が近かったので、朝の散歩中にお会いすることが多かったのです。私は祖母と一緒に近所の神社でお参りするのが定番のルートで、参道の階段などですれ違う長嶋監督に「昨日の試合勝ちましたね! おめでとうございます」と声をかけると「いやーどうもありがとうございます~」なんて気さくに挨拶をしてくださいました。そんな環境で育ったので、気がついた時にはジャイアンツにどっぷりとハマっていたというわけです。

育児と野球を両立する「野球ファンママパパあるある」

 ジャイアンツとは切っても切れない私の人生ですが、昨年5月、元ベイスターズの夫(荒波翔)との間に長男が生まれ、日々の生活に大きな変化がありました。ただ、コロナ禍と育児でなかなか球場には行けなくなったものの、ジャイアンツに対しての熱は全く変わっていないつもりです。そこで今回は育児と野球を両立する「野球ファンママパパあるある」を書いていきたいと思います。

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1.子どものお風呂が早くなる

 荒波家では当初、ごはん→お風呂→寝かしつけというのが夜のコースでした。ところが、この順番だと「野球が見られない」。一番手間と時間がかかるお風呂が18時以降になってしまうからです。ということで今は息子に協力(?)してもらい、お風呂を試合開始前に済ませ、離乳食の準備をしながらゲームをチラチラ見る、というのが我が家のルーティンとなりました。

2.子どもをひいきのファンにしようと英才教育する

 1歳4か月の息子にはすでに(ベイスターズよりも先に)ジャイアンツのレプリカユニホームを着せ、子守歌がわりに選手の応援歌を歌って聞かせています。カープファンの友達からは「それ、母親によるジャイアンツハラスメント、略してジャイハラだよ」と突っ込まれていますが、負けません。息子はまだ胎児だったころ、宮崎キャンプの取材で原監督にお腹を触ってもらった果報者なので、きっとG党になってくれるでしょう。

3.育児のすき間時間にゲームを見るとまずいプレーが飛び出す

 夫は仕事でベイスターズ戦の解説をすることがあるので、リビングの大きなテレビはDeNA戦に譲っています。私は離乳食や大人の食事を準備しながらタブレット型のテレビで巨人戦を見ているのですが、もちろんずっと注視することはできません。家事の合間にふっとテレビに目をやると……なぜか選手同士がお見合いをしてフライを落球したり、ちょうどチャンスで凡退したりしているような気がしてなりません……。思わずチッと舌打ちをしてしまうこの現象に誰か名前をつけてください。