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菅首相 最後のインタビュー「国家安全保障戦略や防衛大綱、中期防の見直しに着手する」《9月末に訪米へ》

菅首相 最後のインタビュー「国家安全保障戦略や防衛大綱、中期防の見直しに着手する」《9月末に訪米へ》

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退陣直前に予定されている訪米では……

 国家安全保障戦略とは、安倍政権時代の2013年12月にわが国として初めて策定された安全保障の基本方針だ。中期防は5年ごとに防衛費や必要な装備品を定めるものであり、また防衛大綱はおおむね10年間の防衛力の目標水準を示すものである。現行の中期防と防衛大綱はいずれも2018年末に作られており、策定からまだ3年弱しかたっていない。

 退陣直前の9月末に予定されている訪米では、「クアッド」と呼ばれる日米豪印の首脳が集まる。バイデン大統領との首脳会談も予定されており、日本の次期政権への引継ぎ事項として、こうした安全保障戦略見直しの方針が伝えられるとみられている。

バイデン大統領 ©AFLO

「アフガニスタン情勢については、昨日もG7の首脳とテレビ会議で話し合い、足並みを揃えて対応していくことを確認しました。このアフガンの不安定化も含め、日本の安全保障環境が益々厳しくなっているのが現実です。そういう中で我が国及び地域の平和と安全を確保していくには日米同盟の強化が重要だと思っています」

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 菅首相のインタビューは、アジア太平洋の安全保障戦略と中国抑止を意識した防衛力強化を明言したものとして注目される。インタビュー全文は、「文藝春秋」10月号と「文藝春秋 電子版」に掲載される。

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