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ファービーの供給は止まったが…ファビ活の中心がツイッターに

 その後、アメリカでは「ファービーコネクト」という新作が発売されたが、日本版は未発売。日本でのファービー供給が止まっている一方で、ファービー愛好家たちはSNSで活動を続けていった。

両端が日本未発売のファービーコネクト。中央2匹は初代ファービー。©ファービーbot

「2018年頃から、ファービーでおしゃれな写真を撮る“ファビ撮り”が、ツイッターで盛り上がりはじめて、現在もそのブームが続いています。ファビ撮りで有名なアカウントもたくさんあって、数万いいねがつく投稿もありますね。

 ファビ撮りアカウントでの被写体は『ファービー2』が多く、SNSで写真を見た人がファービー2のかわいさに気づいたり、ファービーを知らない若い世代が興味を持ったりするケースも増えているようです」

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体が長い、蜘蛛型……「魔改造」されたファービーたち

 同じ頃、海外を中心にファービーを奇抜な色や形状に改造する“魔改造ブーム”も到来。体を長くした「ロングファービー」や、蜘蛛にされたファービーなど、かなり衝撃的なビジュアルに生まれ変わったファービーたちが、ネット上にあふれている。一方で、ファービー界隈ではある問題も生じているとか。

SNS「Tumblr」上にアップされた「魔改造ファービー」

「発売当時、ファービー2はあまり売れなかったので、市場に多く出回らなかったからか、入手困難な状況です。なので、SNSで注目を集めて以降『ファービー2』は、フリマアプリやオークションサイトで価格が高騰しています。なかには、5万円の値がついているファービー2もいます。思い出してもらえるのはうれしいですが、あまり値段が高くなりすぎるのは考えものですよね」

 日本のファービー界隈を追っていくと、2ちゃんねるやYouTube、SNSなどインターネットとファービーの相性のよさが伺える。キモかわいいといじられながらも、人々の心を掴んで離さない……ファービーには不思議な魅力があるのだろう。