「クランクインは8月。真夏の空のもとで雪景色を作って、柳楽優弥さんと井上真央さんのシーンから撮影開始でした。『暑いけど汗流せないよ、冬シーンだから』と声を掛け合っていましたよ」(局関係者)
10月16日にスタートする土曜ドラマ「二月の勝者 絶対合格の教室」(日本テレビ)。柳楽、そして加藤シゲアキとともに主役級で登場するのが、井上真央(34)だ。
井上真央が9年ぶりの日テレドラマ出演
「二月の勝者」はなにかと話題のついて回るドラマとなった。
現在も「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中の高瀬志帆さんの漫画を原作にした実写版。中学受験の塾を舞台にし、累計発行部数は140万部を突破した大人気作だ。
「昨年の3月に大々的に制作発表したときには、2020年5月にクランクイン、7月から放送開始予定でした。でもコロナで大きく予定が崩れて、5クール、つまり1年3カ月延びたんです。先が読めなかったあの頃からようやくって感じです」(同前)
当初のテレビ局のウリであった、「井上真央が8年ぶりの日テレドラマ出演」も「9年ぶり」に上書きされることになった。キャスティングや脚本の“最終決定”が棚上げになっていた部分も多かったのだが、延びたおかげもあり、市川海老蔵と故小林麻央の長女・市川ぼたん(10)が塾生役での出演を果たし、それも大きなニュースになった。
業界内から井上の母親役が素晴らしいと評判
時を同じくして9月の半ばからは、井上が出演するカゴメの飲料のCMが流れ始めた。スッピン風メイクに自宅風のセット、歌も披露する彼女の変わらぬ姿に「久しぶりに見てもやっぱりキレイだ」という声がほうぼうからあがった。
「確かに日テレは久々ですが、2017年には『明日の約束』(フジテレビ系)に主演していたし、おととしは『少年寅次郎』(NHK)で好演を見せました。『男はつらいよ』の寅次郎の幼少期を描いたドラマで、井上は早逝してしまう寅次郎の育ての母の役。業界内から『ほかに代わりが思いつかないほど井上の母親役が素晴らしい』と評判になった。撮影が終わったときには『この役に出会えたことが本当に嬉しい』と挨拶をしていました」(スポーツ紙芸能デスク)