選挙が近づいてきた。新聞各紙もザワザワしています。では今いちばん面白い新聞は何だろう?
私は“選挙前の四国新聞”をおススメします。香川県の地元紙。押さえておきたいポイントは、四国新聞は平井卓也議員の弟が社長、母が社主を務めるファミリー企業ということ。なんかもうワクワクしてきませんか?
ドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』(大島新監督 2020年)では、2017年の総選挙が描かれていた。印象深かったのは四国新聞の報道だった。香川1区で平井卓也の対立候補である小川淳也には厳しいが、平井のことは「地域貢献に汗流す」という見出しで報じるなど「家族の後押し」を感じられる報道スタイルだった。
デジタル大臣に就任したが…
あれから4年。選挙がまたやってくる。四国新聞も張り切る季節だが、実は今年はすでに全開なのだ。平井氏が初代デジタル大臣に就任したからである。そう、ファミリーから大臣が出た!
デジタル庁発足翌日(9月2日)は笑顔の平井先生の『国民目線で改革 透明、公正、迅速に』というインタビューを一面に。四国新聞はお祭り状態でテンション高め。連日にわたって大きく報道していた。
しかし、最近の紙面をのぞいてみると……。