なんと朝日に続き文春からもワニ大臣のスクープが。
あ、ワニ大臣とは昨年春にワニ動画を見ていたらめでたく秋にデジタル改革担当相になった平井卓也先生のことです。
時系列でおさらいするとまず朝日。
『「徹底的に干す」「脅しておいて」平井大臣、幹部に指示』(朝日新聞デジタル6月11日)
東京五輪向けアプリの事業費削減を巡り、平井大臣が会議で請負先企業のNECを「完全に干す」「脅しておいた方がいい」などと内閣官房IT総合戦略室の幹部に指示していた音声が報道された。
『5日後に文春砲も食らうワニ』
そして文春。
『【新音声入手】親密企業の参入を指示 平井卓也デジタル相に官製談合防止法違反の疑い』(「週刊文春」)
平井大臣が同じ会議の場でデジタル庁が発注予定の事業に、自身と近い関係にあるベンチャー企業を参加させるよう求める発言をしていたと報じた。文春は「発注機関の責任者である大臣のこの発言は、官製談合防止法に違反する疑いがある」と指摘。
この記事は文春オンラインで6月16日に公開された。朝日のスクープから間隔が短い。『100日後に死ぬワニ』というか『5日後に文春砲も食らうワニ』である。ワニ大臣、大ピンチ。
私は前回、朝日スクープを平井先生の一族経営の四国新聞はどう報じたのだろう?と気になっちゃって東京支社で購入し、その結果をコラムに書いた。
香川県でシェア6割を誇る四国新聞は平井先生の弟が社長を務めていて社主は母親。平井先生も西日本放送の社長を務めた経歴があり、一家は四国のメディア王である。
「癒着ないように」という平井先生のご立派な発言を掲載!
では今回の文春報道を四国新聞はどう伝えたのか? 野次馬根性がまた爆発しちゃいました。
すると先週土曜19日の紙面に平井大臣関連の記事が載った。
『コンプラ委 早期設置 平井担当相「癒着ないように」』(四国新聞6月19日)
きたー!
平井大臣が18日の記者会見で、外部有識者からなるコンプライアンス委員会を前倒しして設置すると表明。四国新聞によれば「特定の事業者との癒着や利益誘導が行われないようルールを他省以上に厳格化し、公務の万全を期すのが狙い」と。見出しには「癒着ないように」という平井先生のご立派な発言を掲載!