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タイヤ交換は最大約4万円のコストカットが可能!? 車に乗るすべての人が知っておきたい…“地味に痛い”維持費を抑えるテクニック

タイヤ交換は最大約4万円のコストカットが可能!? 車に乗るすべての人が知っておきたい…“地味に痛い”維持費を抑えるテクニック

2021/10/22
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 車検専門店においては、「現状のまま通す」ことをベースの方針としながら、そのままでは通せない箇所があれば整備を行う。手数料は概ね15,000円弱に設定されていることが多く、法定費用とこの手数料だけで済んでしまうケースも多い。

 もちろん、必要最低限の整備に加え、点検にもとづくアドバイスも与えられる。近いうちに交換が必要になりそうな箇所を明示してくれるため、ユーザーは判断材料を与えられたうえで、追加の整備を行うかどうか選択できるわけだ。

お得なタイヤ交換の手段とは

 自動車の消耗品の中で、とくに大きな負担につながるのがタイヤである。車検時にディーラーで替えてしまう人も多いだろうが、ディーラーで扱うタイヤは定価販売が基本であり、価格競争が働いていない。

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 タイヤ代を安く済ませるには、やはり通販サイトを利用するのがよい。サイズや銘柄にもよるが、ディーラーの半値ほどで済むケースもしばしばだ。自身でタイヤサイズを確認し、銘柄を選ぶことになるが、「カーポートマルゼン」や「オートウェイ」といった専門サイトであれば、車種を入力すれば適合するタイヤが自動的に表示されるシステムが用意されている。

©iStock.com

 ただし、ネットでタイヤを購入した場合には、取り付け店舗を探す手間がある。通販タイヤの持ち込みに対するショップの対応はさまざまであり、そもそも受け付けていなかったり、高額な工賃を設定していたりする店もある。一方、持ち込み対応をサービスとして積極的に打ち出し、通販サイトからの直送にも対応している店もあるので、近隣でそのようなショップを探す必要がある。

※タイヤサイズは「195/65/R15」として算出
※「国産標準エコタイヤ」はすべて同一銘柄。店頭標準価格および有名通販サイトの標準価格を比較
※「アジアン標準エコタイヤ」は上記国産銘柄の競合モデル

 「オートウェイ」や「タイヤフッド」といった通販サイトは、提携店舗を全国に展開しているため、そのようなサービスを利用することも選択肢である。あるいは、通販が不安な場合、「コストコ」や「ジョイフル本田」といった倉庫型のディスカウントショップのタイヤ交換サービスを利用するのもよい。費用面では通販に及ばないケースが多いが、取り付け店舗を探す手間が省け、買い物中にタイヤ交換を終えられる。「コストコ」は定期的に特定メーカーの割引キャンペーンを行っているほか、パンク修理無料などの特典もあり、費用対効果は高い。