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――卒業公演は有観客での開催でした。雰囲気はどうでしたか。

鈴木 私が「卒業公演はピンクのサイリウムがいいな」と言ったのを覚えていてくれて、観客席がピンク一色に染まっていたんですよ。私がファンの方を裏切ったのに、まだ応援してくれるんだって感動しました。

――報道後、ファンの反応はどうだったんですか?

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鈴木 私が悪いのはわかっていても、正直心が痛くて見るのが怖くてSNSなどはあまりちゃんと見られていません。でも色々な意見があったのは知っていますし、本当に申し訳なく思っています。

鈴木優香さん Ⓒ文藝春秋

――AKB48は「恋愛禁止」ではないとも言われていますが、実際問題としては恋愛が歓迎される環境ではありません。鈴木さんはAKB48に入ったことを後悔しているんですか?

鈴木 AKB48は私の憧れで、活動している間は本当に幸せでした。それなのに私が弱くてだらしなくて、恋愛を逃げ道にしてしまっていたんだと思います。入るからにはちゃんとルールを守るべきだったんですが、それに向き合うことができませんでした。

「やりのこしたことは、そうですね…」

鈴木優香さん Ⓒ文藝春秋

――AKB48を抜けて再出発されるわけですが、これからは“恋愛禁止”なんでしょうか?

鈴木 応援してくださる方がいるならば、今度こそ傷つけたくないですね。将来を考えられる人と出会えたら恋愛に対してもう一度向き合う時もくるかもしれませんが、いまは考えられません。

――最後に、AKB48でやりたかったこと、思い残すことがあれば教えて下さい。

鈴木 AKB48を傷つけてしまったことは本当に後悔しています。達成できなかったことはもちろんたくさんあるんですけど、やり残したことは、そうですね……「ない」って自分に言い聞かせています。

写真=三宅史郎/文藝春秋

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