「30歳離れているのが少し気にはなったんですけど、でも私の気持ちとしては普通に恋愛でした」
4月に報じられた年上男性との同棲をそう認めた鈴木優香さん(21)。4月26日に活動休止に入り、7月30日に活動再開、しかし9月27日の卒業公演をもって、AKB48を正式に脱退した。
彼女はなぜ、小さい頃からの夢だったAKB48を脱退したのだろうか。彼女にとって、AKB48とは何だったのか。そして今後の目標は?(全2回の2回目 #1から読む)
◆ ◆ ◆
「ここで卒業したら後悔するかな」
――鈴木さんは4月26日に活動休止を発表して7月30日に活動を再開しましたが、9月27日の公演で卒業されました。卒業についてはいつ頃から決めていたんですか?
鈴木 活動休止中から復帰後もずっと考えていました。運営の方とも話し合って、最後は自分で決めました。
――卒業を決断した理由はなんだったんでしょう。
鈴木 AKB48は厳密には恋愛禁止ではないんですが、あらためて自分のしたことを振り返って本当にダメなことをしていたと気づいたんです。大好きなAKB48に傷をつけた自分がこのままグループにいるのはいけないと思い、卒業を決めました。自分の行動は本当に身勝手で軽率で、反省してもしきれません。
――卒業の決断はすっぱりできたんですか?
鈴木 さすがに無理でしたね……。正直ずっと揺れてました。「もうちょっと頑張ってみようかな」「夢だったAKB48に入れたのにここで卒業したら後悔するかな」「でもやっぱりこのまま続けていくのは迷惑かな」って毎日ぐるぐるで。復帰後もメンバーやスタッフの方は優しくしてくれて、ありがたい一方で申し訳ない気持ちもありました。
――AKB48の先輩の中には、男性との交際が発覚した後にグループの中で頑張ってトップに返り咲いた人もいますよね。
鈴木 そういう人がいるのはもちろん知っていましたけど、なぜか比べたりはしませんでしたね。私がこれからどうするかとは別の話な気がして。だから友達にもあまり相談しませんでした。自分で決めるしかないんだと思って。
――これからは、どんな活動を中心にしていくんでしょう?
鈴木 求めている方がいるかどうかわからないですが、これからはグラビアを中心に活動していきたいなと思っています。