「世界一可愛いよ」
――あらためてですが、そもそも鈴木さんはどうしてアイドルになりたかったんでしょう。
鈴木 小さい頃から母親に「優香は大スターになってね」と言われて育ったんですよね。2歳上の姉も同じことを言われていたようで(笑)、ナチュラルに芸能界や芸能活動に憧れがありました。母親は娘2人を溺愛して「世界一可愛いよ」と日常的に言ってくれて、いつの間にか自分も当たり前のように芸能界を目指していました。
――その中でAKB48を目指した理由は何ですか?
鈴木 AKB48はずっと憧れでした。2019年の5月に地下アイドルを抜けて、6月から9月くらいまでSKE48やSTU48なども含めて色々なオーディションを受ける中で、チーム8の静岡県の枠が空いてるのを知って応募したら、合格して入ることができました。姉妹グループももちろん好きでしたけど、小さい頃から見ていたAKB48が第一希望でしたね。
――AKB48の中で特に好きだった人はいますか?
鈴木 指原(莉乃)さん、宮脇(咲良)さん、川栄(李奈)さんに特に憧れていたような気がします。話が面白くて、かわいくて、アイドルってこういう人たちのことをいうんだろうなって思ってました。
――アイドルは歌、ダンス、グラビア、トーク、演技など活動のジャンルが広いですが、鈴木さんは何が好きだったんでしょう。
鈴木「とにかく有名になりたい」の一心で、あんまり考えていなかったんですよね。AKB48に入ってからも目標は「選抜に入る」という結果だけで、そのために何をするか、を考えることは得意ではなかったというか。
――グラビアクイーン、というイメージもあります。
鈴木 周りの方に「グラビアが向いているんじゃない?」と勧めてもらって、やってみたら撮影は楽しかったし、反響もあったので「私はここが輝ける場所なのかな」と後から気づいた感じでした。
――AKB48で活動をはじめて、想像とのギャップはありましたか?
鈴木 第一印象は「外から見たまんま」でした。みんなキラキラして、努力を惜しまない凄い人たち、という。だんだん仲良くなって深い話をするようになってからは、もちろんいろんな顔が見えるようになりましたけどね。
――たとえばどんなことでしょう。
鈴木 撮影やレッスンで、様々なメンバーが色々な努力や工夫をしているのを見て刺激を受けました。