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投票後の運命も予想外

 ユポはこのような時代を乗り越えて開発が続けられた合成紙の一つで、現在は紙の代用としてではなく、通常の紙にはない合成紙の特性を活かした特殊用途用の素材として、印刷や包装関連の他、様々な分野で使われています。その一つが投票用紙だということです。ちなみに、使い終わった投票用紙は、そのまま回収され、溶解された後、プラスチック原料としてまた別のプラスチック製品へとリサイクルされます。

 もちろん意識の高い方からすれば、紙の書き心地につられて選挙に行くだなんて、不純だというのもごもっともですが、投票率が低迷する昨今、それが口実ででも選挙に興味を持つ人が増えるなら、それはそれでいいんじゃないかと思います。いつも投票される方も、初めての方も、せっかくですから、こんどの選挙では、投票用紙の極上の書き心地を楽しんでみて下さい。

写真=文春オンライン編集部