去る9月25日、東京・原宿の美容室で施術中にわいせつ行為を行っていた美容師が逮捕された。
駅などで見かけた女性に「カットモデルになりませんか」と声をかけて自らの経営する個室サロンに誘い、施術中に卑猥な発言をしたり、自分の体を無理やり触らせるなどのわいせつ行為を働いていたという。
容疑者が行ったことは犯罪であり言語道断だが、そこまでいかなくてもたまたま行ったサロンでイヤな気分にさせられたという人は多い。そんなヤバい美容師のエピソードを集めてみた。
◆ ◆ ◆
客に対して私的に誘いをかけてくる美容師
まず多くの声があがったのが、美容師からの客対応を超えたセクハラ行為による被害だ。
「カットしてもらっている時にスマホでメールをしていたら、その画面を勝手に覗き見して『彼氏さんですか?』と声をかけてきて、それからずっと個人情報を聞かれ続けました」(28歳/女性)
「シャンプーをしてもらう時、耳元に口を近づけてきて『熱くない?』『気持ちいい?』と囁くように言われてゾッとしました」(33歳/女性)
また、客に対して私的に誘いをかけてくる美容師も多い。新田桜さん(仮名・24歳)は、イケメン美容師からの被害に遭ったという。
「引っ越したので新しい美容院にトライしようと思って、近所にあるサロンに入ったんです。30代前半くらいの店長にカットを担当してもらったんですが、割とイケメンだったので、私もちょっとウキウキしたのは事実なんですが……」
『いま“ハプバー”にいるんですけど来ませんか?』
「最初は髪型についての雑談をしていたんですけど、話題に詰まって『最近引っ越してきたばかりなんですよ』と告げたら、『そうなんだ。だったらおいしいお店を教えてあげたいな』と、思わせぶりな言い方をしてくるんです。
これは、私から連絡先を訊かなきゃいけない流れなのかと思って、LINEを訊きました。事情はわからないですけど、おそらく美容師側から連絡先を訊いてはならないルールがあったんじゃないかと思います」
LINEは交換しても、この店長に対してはあくまでも「サロンの人」という意識だったという新田さん。
「実際におすすめのカフェを教えてくれたので、そのお店で友達と一緒に食事をしていたら、店長から『いま何してるの?』というLINEが入ったんです。『ちょうど紹介してもらったお店で食べてます』と返信すると、『いま“ハプバー”にいるんですけど来ませんか?』と返事がきました。