秋と言えば食欲の秋。鍋にも入れるキノコをめぐって今、メルカリが注意を呼びかける事態になっています。

 

フリマアプリ「メルカリ」で売られているのは“秋の味覚”、キノコ。
キノコ狩りシーズン真っ只中ということもあり、出品数は、500件以上に及びます。さらに、そのうちの493件はすでに売り切れ状態です。
そんな大人気のキノコに対し、「メルカリ」がある“異例の呼びかけ”を行っています。

“山菜・キノコ類出品禁止” 専門家「写真だけで判断難しい」

 

「有毒な成分を含む植物を誤って食べてしまうと、死に至る恐れもありますので、食用と確実に判断できない山菜・きのこ類を食品として出品することは絶対にしないでください。」

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メルカリが注意喚起を促した、「食用と判別のつかないキノコや山菜などの出品禁止」。
そもそもメルカリでは、どんなキノコが出品されているのでしょうか?

 

日々キノコを選別し続ける、日本菌学会所属の後藤さんに実際にメルカリに出品されているキノコを見てもらうと…

茨城県きのこ博士館 相談員後藤康彦さん:
これはなんだ。松茸かな?松茸ですね。大丈夫ですね。マイタケです。大丈夫です。

メルカリに出品されていた約500件のキノコは、ほとんどが安全に食べられることが判明。
しかし、出品されていたキノコのうち2件は…

 

(Q.これ何のきのこか、わかりますか?)
茨城県きのこ博士館 相談員後藤康彦さん:

これだけだとちょっと分からないですね。傘の裏が、ヒダがどうなっているかってのも見ないと

(Q.ヒダの様子が違ったら、毒キノコって可能性もあるんですか?)
茨城県きのこ博士館 相談員後藤康彦さん:

そうですね、毒または不食のものもあるかもしれませんね。
写真だけで同定するのは、なかなか難しいところがありますね。いろんな店で売ってますので、実物を見た上でも、あってじゃないと私は買いませんね。

熟練の目でも、画像だけで毒キノコと見分けるにはなかなか難しいのが実情。一般の人では、写真のみで判断し、キノコを購入することは難しいといいます。