昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

《めくるめくハトヤの世界》ハトが飛び交うディナーショーに大感激! 華やか、上品、そしてレトロ…不朽の“懐かしホテル”を徹底ルポ

2021/10/25

genre : ライフ, , 娯楽

 前編で紹介した「ハトヤホテル」旅の計画が始まったとき、CMをくちずさみながらハトヤでやりたいことをイメージしていた。

 海底温泉に入り、ハトが飛ぶディナーショーが観たい。三段逆スライド方式ってなんだろう? 私たちが思い描いていたこれらハトヤのイメージは、実はすべて「サンハトヤ」の方だった。

山側に建てられた「ハトヤホテル」に対して、海側に建てられたのが「サンハトヤ」 写真=あさみん

 ハトヤホテルの3代目が海沿いに、姉妹ホテルサンハトヤを創業したのは1975年。

 タイやアジなど伊豆の魚と一緒に、2匹のウミガメが悠々と泳ぐ海底温泉。夕食に舌鼓を打ちながら観るディナーショー。三段逆スライド方式とは、釣り堀で釣り上げた魚が多いほど3段階で安くなるシステムのことだった。これらはすべてサンハトヤの方だったと知ると、毎日サンハトヤへの思いを募らせた。

「ハトが飛ぶディナーショーを見るべく「サンハトヤ」へ!

 次の年、サンハトヤを訪れる機会に恵まれると、ハトヤホテルのときと同様、期待に胸弾ませながら伊東へと向かった。

ついノスタルジックな気持ちになってしまう「サンハトヤ」入り口 写真=あさみん

 サンハトヤは、ハトヤホテルに比べ新しいとはいえ、建てられたのは昭和時代だ。ハトヤホテルのように華やかで上品な雰囲気が、いたるところに残されている。

豪華絢爛な螺旋階段 写真=あさみん

 幾何学模様に配列された照明、美しいカーブを描く螺旋階段、鏡の壁にも照明が光り、反射でさらに明るく豪華に見える。