新宿歌舞伎町にある「東京新宿天然温泉テルマー湯」は、規定のサイズ以下であれば女性客はタトゥーがあっても入館できる(サイズを超える場合はカバーシールが必要)。このように条件を設けて入館を受け入れている施設もある。
おかげで相変わらず銭湯・サウナ通いを続けられているが、タトゥーを入れている人間が銭湯に行くにあたって、全く困らないわけではない。ほとんどのスパ施設はタトゥーの扱いについて公式サイトで明記してくれているが、街の銭湯だと、たとえ公式サイトがあってもタトゥーについては言及していないことが少なくないのだ。
もちろんカバーシールや絆創膏を貼って行けばいいのだが、貼らずに済むに越したことはない。そういう場合は、タトゥーがあっても入場できる施設情報をまとめた口コミサイト「Tattoo GO(タトゥーゴー)」を頼ることになるが、情報が投稿されていない場合があるし、ネット上の口コミをどこまで信用すべきかという問題もある。
施設ごとに対応が分かれるからこそ、「ここはどのパターンだ?」と迷う。とりあえず公式サイトや公式SNSアカウントを持っている場合は、タトゥーの扱いについて明記しておいてもらえると助かるなぁ……というのが本音だ。
銭湯よりも生命保険に加入するほうが面倒くさい
とはいえ、もしも周囲に「タトゥーを入れたいけど銭湯やスパに行けなくなるのが心配」という人がいたら、「そこまで気にしなくても意外と平気だよ」とアドバイスするだろう。そして、こう付け加える。
「銭湯よりも生命保険に加入するほうが、はるかに面倒くさいよ」
そう、タトゥーが入っていると生命保険に加入するハードルが一気に上がるのだ。「タトゥーがあると入れない保険“も”ある」とは聞いていたが、“も”どころではないように感じる。タトゥーを入れている時点でNGという保険会社もあれば、一律NGではないが面談が必要という保険会社もある。