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今年もやります! 中日ドラゴンズ選手プロデュースメニュー2021〈勝手にベスト10〉

文春野球コラム ペナントレース2021

2021/11/07
note

美味い、美味すぎる。なんだこれは?

【第5位 ドアラのスイーツオランジェットパフェ】

 やはりドアラは強し。毎年多くのメニューをプロデュースするドアラですが、今年はこのパフェが特に秀逸でした。味も◎でしたが、<食べる前からおいしいやつ>という宣言の通り、見事に「SNS映え」を念頭に置いて作成しています。こればっかりは選手達よりドアラが数枚上手。これからもファンサービスのお手本として球団を引っ張っていただきたい所存です。

 

【第4位 福留のスパイシー・スタミナ・ポーク丼】

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 本当に福留を獲得して良かった。球界最年長野手ながら決勝打を放つその姿に、そう痛感するファンも多かったのでしょう。それはきっとチームも同じ。シーズン終盤に販売された地元鹿児島の名産サツマイモを使用したこのメニューは、球団から福留への感謝状に見えました。本当にスパイシーなので食べる人を選びますが、そこを気にしないのも福留らしくて頼もしいですね。

 

【第3位 岡田のさっぱりみかんフローズンヨーグルトクレープ】

 毎年出続けていた、岡田俊哉のみかんメニューですが、やっと一言<出身地・和歌山>と入りました。今季食べたスイーツメニューの中では味も一番美味しかったので、長年の貢献も加味して3位にランクイン。チーム内ではベテランの域に差し掛かってきた岡田投手、来年のみかんメニューにも大きく期待しています!

 

【第2位 京田のベジタブル巻きタコス】

 年々選手プロデュースメニューの売り上げが増すにつれ、選手の意見がより色濃く反映されるようになりました。その結果、今年のプロ野球グルメ全体の傾向として「健康志向」が挙げられます。昨今のアスリートは食事にとても気を使い、ヘルシーで栄養価の高い料理を普段から口にする人ばかり。京田陽太プロデュースメニューも、タコスの肉が大豆ミート。流石入団以来大きな怪我なくプレーを続ける京田は、食への意識の高さも違います。今年の球場グルメ全体を象徴するメニューの一つでした。来季こそ、全試合フルイニング出場を掴み取れますように。

 

【第1位 福来たる! ぼっかけ焼きそば】

 今年の1位はこれしか考えられませんでした。美味い、美味すぎる。なんだこれは? 「味」、その一点でテンションが爆上がりました。福敬登プロデュースによる、出身地兵庫県の名産ぼっかけ焼きそばが堂々の第1位です。不勉強ながら牛すじ肉の入った焼きそばなんて全く知らなかった。福や中日ドラゴンズどころか、「兵庫県」への興味がそそられる、超美味メニューでした。900円でも安いくらい。来年以降も定番化を希望します。

 

 最後に、簡単に総括を。野球の成績を見れば5位と不振でしたが、シーズン終盤の若手の活躍に希望を見出したファンも多かったと思います。そして選手プロデュースメニューでは昨年までの懸念だった「味は美味しいのに売り方が下手」、これが大きく改善されていました。来季に向けて個人的には、与田監督就任1年目にはあったのに、気づけば販売されなくなった「監督プロデュースメニュー」の復活を期待しております。願わくば、来年の本企画のトップに「立浪監督」の名前を書けますように。

 野球、グルメ、どちらの面でも期待を持って、来年を迎えましょう!

◆ ◆ ◆

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