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近鉄OB・礒部公一さんが語る、楽天が先に優勝し、オリックスがなかなか優勝できなかった理由

文春野球コラム ペナントレース2021

2021/11/14

アマチュアの時、オリックス志望で意中の球団でした

 同じ名前のチームだとしても、近鉄バファローズが消滅した時点で、バファローズはなくなっていると個人的には捉えています。OBとは捉えられないですよね。今のバファローズはオリックス、オリックスです。

 実は私、アマチュアの時、オリックス志望で意中の球団でした。分配ドラフトで、オリックスのプロテクト拒否をした経緯もありますから、合併問題当時を知るオリックスファンの方からは想像もつかないでしょうが(笑)。

 一番はじめにプロへの声をかけてくれたのがオリックスのスカウトでした。社会人時代から仲がよかった谷佳知選手も、オリックスへの逆指名が決まっていたので一緒にプレーしたい、と考えていました。なので私もオリックス以外の球団にはいかない、と言っていた時期もありました。当時のオリックスは、95年からリーグ連覇、96年は日本一。強いチームへの憧れもありました。しかし当時のドラフト制度は2位まで逆指名+3位以下ウェーバー方式。オリックスのウェーバー順が回ってくる前に、近鉄が3位指名、そのままヘリで佐々木監督がヨッシャー!と駆けつけてきて、近鉄入団となりました。

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 そういう経緯があるのでドラフト指名前の当時の気持ちを思い出すと、(今年の優勝は)本当に優勝おめでとうございます!と心からいいたいですよね。僕自身はオリックスにつくづく縁のなかった男ですけれど。

 優勝おめでとうございます、日本一へ向けもうひと踏ん張り、頑張ってください。

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