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つまり、全体から見ればタワマン住人は少数である。現住地は1都3県が44%、大阪・京都・兵庫が22%、その他が34%。なお、県庁所在地ではない郊外住宅地の駅前などにもタワマンはあるが、その人たちはこの回答には含まれないと思う。
年収は高いが年齢は低い
タワマン住人の個人年収は600万円以上が37%であり、サンプル全体の600万円以上の15%よりかなり高い。「大都市や県庁所在地の都心部の一戸建てに住んだことがある(住んでいる)」人でも600万円以上は26%だから、タワマン住人はかなり高年収の人が多いと言える。男性タワマン住民に限ると600万円以上は46%であった。
年齢を見ると、タワマン住人は25~34歳が40%であり、全体の28%と比べると若い。特に男性タワマン住民は44%が25~34歳である。
既婚率は51%であり、全体の52%とほぼ同じ。つまり若い割には年収が多いので早めに結婚できた人が多いということである。
既婚男性のタワマン住人については、配偶者は仕事をしている人が57%で全体の61%よりやや少なく、休職している人が13%と多い。夫の年収が高いので妻を休職させやすいことと、妻が育児休暇制度の整った職場に勤める正規雇用が多いためであろう。
タワマン住人の就業者の就業形態は正規雇用が多いが(公務員を除く)、特に女性タワマン住人は正規雇用が76%と多い。働く女性が職場の近くのタワーマンションを選んでいることがわかる。