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【ついに解散】V6が残す「どのジャニーズも達成できなかったこと」 バレーボールも特撮美男子も彼らが始まりだった

【ついに解散】V6が残す「どのジャニーズも達成できなかったこと」 バレーボールも特撮美男子も彼らが始まりだった

2021/11/01
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V6の“グループ内中間管理職”

 井ノ原快彦さん(44)は、人と人をつなぐ力のある人です。

(「Johnny's net」より)

 井ノ原さんは年上組の「20th Century」(トニセン)所属ですが、年齢的には年下組の「Coming Century」(カミセン)とのちょうど真ん中。“グループ内中間管理職”ともいうべき役割を担ってきました。

 テレビでは「出没!アド街ック天国」(テレビ東京系)の司会を務めるほか、ドラマ「特捜9」シリーズ(テレビ朝日系)に主演。また、2018年3月まで有働由美子さんと共に「あさイチ」(NHK)の初代メインキャスターを担当し、視聴者の心に寄り添う人柄が支持を集めました。

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 特に番組内で朝ドラマの感想を語り合う“朝ドラ受け”は好評で、これは井ノ原さんの「ひとり暮らしのおばあちゃんが朝ドラを見て、感想を言い合えないとさびしいじゃないですか」、「せめて、テレビに話しかけてくれたらと思ったのがきっかけ」との思いによるもの。売れっ子なはずなのに、隣の家に住んでいるような近さを感じる名采配でした。

シビアな芝居の道を邁進

 森田剛さん(42)は、嘘のつけない誠実な人です。

(「Johnny's net」より)

 森田さんはV6の解散と同時にジャニーズ事務所を離れ、俳優業に重点を置くことを発表しました。「これからの生き方を考えたときに、ここで大きな変化が必要だと思ったし、芝居をしたい、1人になって勝負したいということを強く思った」という森田さんが芝居の魅力に目覚めたのは、2005年、舞台「荒神~AraJinn」に主演したときだといいます。以来、その演技で名だたる舞台人を魅了してきました。

 印象的だったのは、ドキュメンタリー番組で紹介されたソロショットの撮影シーンでのこと。笑顔が控えめなことを“省エネ”と指摘された森田さんは「失礼だな(笑)。全然わかってないね」と異論を唱えました。スタッフは“満面のアイドルスマイル”を期待したようですが、森田さんは「これマックスです」「省エネに見えるんだね。そりゃそうか。でもきっと、こだわるところが違うんだよ。他の人たちと」とその理由を伝えました。コンサートでの森田さんを見れば、彼が笑顔をケチる人でないことはすぐにわかります。

 これから森田さんが邁進する芝居の世界では、心の動きをミリ単位で表情に刻む繊細さが求められます。シビアさを十分に知った上でその道に進む覚悟をしたのは、それだけ芝居に向けるひたむきな思いがあればこそ。解散の発端になったとも言われていますが、その決意はなまなかのものではないはずです。