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後輩への説教も愛

 三宅健さん(41)は、美しく生きることを教えてくれる人です。

(「Johnny's net」より)

 お茶の間では、人気バラエティ「伊東家の食卓」(1997年~2007年/日本テレビ系)の長男役が印象深い三宅さん。三宅さんのファンへの対応の真摯さはジャニーズの中でも指折りで、デビュー10周年の握手会で、聴覚障害を持つ女性の手話がわからなかったことがきっかけで手話を習得し、2014年に「みんなの手話」(NHK)のナビゲーターにも就任しています。

 さらに彼の発案でV6のライブDVDに日本語字幕が付けられるようになり、より多くの人に公演を届けられるようになりました。

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 後輩に対しては愛ある厳しさを貫き、「滝沢歌舞伎」に出演した際に「ラジオの収録があるので挨拶に来たい人はどうぞ」と張り紙をして、“ふだんは顔を見せないのに、旨味のあるときだけ挨拶に来るジュニア”をあぶり出し、そのさもしさをたしなめたこともあります。

 解散発表後の行動も際立っていました。自身がパーソナリティを務めるラジオで「(ファンを)抱きしめてあげたい」、「ヨボヨボになってまでやるのがいいのかはわからないですし、ジャニーさんが作ったもの、きれいな状態のままで、箱にしまえるのかなって思います」と話し、ファンと同じ視線で悩んでくれていたのだとファンは涙したのです。

「V6をとりもどそう」

 岡田准一さん(40)は、痛みをやわらげてくれる人です。

(「Johnny's net」より)

 岡田さんは、V6の“大看板”です。老若男女から認められる美形にもかかわらず、フリートークもコメディな演技もお手の物です。2014年にNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」主演、2015年には「永遠の0」で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞、「蜩ノ記」で最優秀助演男優賞をダブル受賞するなど、俳優として確固たる地位を築いています。とりわけアクションはすさまじく、カリ、ジークンドー、USA修斗という格闘技のインストラクター資格を取得して生田斗真さんら後輩たちに武術の手ほどきまでしています。

 ストイックな横顔をもつ反面、ライブでは自然にメンバーのおしりをなでるなど茶目っ気もたっぷり。25周年という区切りと解散については、“25周年記念の配信ライブは「V6を取り戻そう」という気持ちで臨めた”ので、「僕らのファンの方がどれだけショックを受けて悲しむかっていうことだけ心配している」「(11月1日までに)やれること、味わえることを探したり、僕たちならではのチャレンジと共に作ろう(としている)」と語り、ファンの痛みをやわらげようとする気持ちを見せてくれました。