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インターチェンジの建設現場がヤバい

 延長153キロのうち約80キロが既に供用されているが、三重県の大安IC~岐阜県の養老IC間と、岐阜県内の大野神戸IC~山県IC間の2箇所が現在も建設中だ。いずれも前後の区間は供用が始まっているため、飛び石のようになっている。

 この地域は私の地元ということもあり、東海環状自動車道は現在開通している区間も、建設途中からずっと見続けてきた。田んぼや柿畑の中にそびえる橋脚は不思議な感じもするが、いずれ橋桁が架かると当たり前の風景に変化する。

大垣西―大野神戸間のビフォーアフター。2017年9月時点では橋脚のみだったが…
今では橋桁が架かり、すっかり当たり前の光景に(2021年10月撮影)

 

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 今も建設中の区間は70キロに及ぶが、そのなかでも特に驚愕の表情を見せてくれているのが、岐阜市北部の岐阜IC(仮称)建設現場だ。インターチェンジは、高速道路本線へ流入する車と、本線から出口へと流出する車を、上下線で平面交差させることなくスムーズに通行させるため、立体的で複雑な構造をしている。

 道路が複雑な構造になれば、当然、橋脚の配置も複雑になる。岐阜IC建設現場には、形も大きさもバラバラなバラエティ豊かな橋脚が、そこらじゅうにニョキニョキ生えているのだ。この光景に魅了され、私は昨年から何度も通っている。

岐阜IC建設現場にはバラエティ豊かな橋脚が立ち並ぶ

雪に覆われた橋脚も味わい深い

 今年の元旦など、岐阜は吹雪に見舞われたが、私はどうしても雪に覆われた橋脚が見たくて、朝から現場を訪れた。一年の計は元旦にありというが、私の2021年は橋脚からはじまっている。

雪に覆われた橋脚を見るため、2021年の元旦にも足を運んでみた
これもまた見ごたえのある光景だ

 ところで、橋脚が天に向かって伸びているこの光景、どこかで見覚えはないだろうか。そう言われてピンとくる人がいるかどうかはさておき、私にとってはあの“ストーンヘンジ”に見える。