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タワーマンションや高級車について事務所の回答は…

 島田の所属事務所にA氏との過去の借金の経緯や返済を滞納した理由について問い合わせると、以下のように回答があった。

 A氏が事務所運営費として島田に貸したとされる1800万円については「島田陽子個人で1800万円借用した事実はありません」としながらも、「平成11年10月1日付作成の公正証書にはその旨記載がなされています」と契約の存在を認めた。また、事務所は契約書の署名について「本名は陽子ですが、当時個人の署名は楊子を使用していた」と、偽造された可能性があると主張する。

1999年10月1日付の、1800万円の債務弁済契約についての公正証書

 K氏がA氏から借りた3000万円について「島田が連帯保証人と記載されていることは認識しています」と認めた。

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 居住しているタワーマンションや高級車については「タワーマンションは賃貸物件なので所有権はない。車は母の名義で島田の所有物ではない」との回答だった。

 たびたび返済が期日を超えたことについては、「島田陽子が(自身の)弁護士から聞いた返済銀行口座が誤ったものであったため、返済期日がずれてしまったが、時間をかけてやっと正しい口座情報を確認してペンディング案件は解決済みとなった」という回答だった。

平成11年(1999年)4月14日付けの3000万円の貸付についての契約書

 改めてA氏に現在の心境を聞いた。

「残債務を減額して約束をしても、島田さんは平気で支払期日を破り、連絡すらありませんでした。11月4日に振り込みはありましたが、いまだに彼女から謝罪の言葉はありません。銀行口座はこれまで何度もメールで伝えていますし、『わからなかった』は通用しません。島田さんへの信頼はもはやなくなってしまったので、今後の経緯によっては法的な措置も検討しています」

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