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――この番組内でも過去に「新・長谷川雅紀になる」「今回のラジオを機に生まれ変わる」なんて言っているんですよ。

長谷川 ああ、そういうこと言うんですよねぇ。

渡辺 すごい言ってる。

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長谷川 それで何も行動しないってことですよね。

渡辺 50歳になった今を逃したら、あと50年は来ないよ。メモリアルなんて100歳ぐらいしかないよ(笑)。

長谷川 正直、僕は誕生日と1月1日の時に決心するんですよ。「これをキッカケにスタートする」って。これ、皆さん、“あるある”ですか?

渡辺 まあまあ、あるっちゃあるんじゃないですか。

長谷川 で、毎回何も変わらないっていう。本当にどうしようもないなあと思いますよね。まあ、変わらないもんだなって、人間は。

――今、10代でオ○ニーを覚えて、罪悪感からもうこんなの止めようと思った翌日に我慢できなくてやっちゃってたのを思い出しました(苦笑)。

渡辺 それと一緒ですよね(笑)。むしろ、そっちのほうが健全というか。

目もかすむし、人の名前が出てこない

――長谷川さんばかり注目されますが、渡辺さんのほうも老いは来てるんですよね?

渡辺 目もかすむし、僕も人の名前が出てこない。二人でそれはよしとしているところがあります。それはそういうもんだって(笑)。物の名前が出てこないのが多くなりましたね。普通に漫才でも、「お前、それ、あれじゃねえか?」って言っちゃう時がある。まあ、二人は“あれ”のことが何かわかっているんですけどね。

長谷川 熟年夫婦みたい(笑)。

渡辺 ラジオをやっている身としては結構致命的なんですけど、もうそれもありきで行っちゃえぐらいのノリでやっています。リスナーが当ててくれって感じで。不思議なもんで、雅紀さんは子供の頃の記憶は鮮明に覚えていて、反対に最近のことをまったく覚えてないんですよ。痴呆症の初期症状の感じで(笑)。

撮影:笹井孝祐

長谷川 ははは(笑)。怖いですよね、この話。小学校の時の話はすごい鮮明に覚えているんですけど、「昨日食べたものはなに?」って言われたら、答えるのに苦労するんですよね。

――昔の友達とのエピソードが番組でもよく出てきますよね。友達の名前もスッと出てきて。

渡辺 普通、名前って意外と出てこないんですよね。

撮影:笹井孝祐

長谷川 なんなんですかね? 僕、あの時代がよっぽど楽しかったのかなと思って。小学校・中学校の時が一番楽しかったのかなと。何も考えてなかったんで。