「ドラクエ8」プレイ中の長谷川を襲った「珍事件」
――そこまで昔じゃないと思うんですが、個人的に長谷川さんの『ドラクエ8』絡みの話が大好きなんですよ。大変不躾なお願いなんですが、ぜひ誌面に残したいので、ここでもう1回披露してもらってもいいですか?
長谷川 わかりました。ラジオでも言ったんですけど、ドラクエを1からずっとやってきて、『ドラクエ4』で初めてAI機能が付いたんですね。自分がコマンドを入れなくても、勝手にコンピューターが選別して、呪文や攻撃をしてくれて。
それから年月が経って、『ドラクエ8』をやっている時に、町から遠出しちゃって、強いモンスターに出くわしちゃったんです。向こうの攻撃によるダメージが「22」だったら、こっちの攻撃は「2」とかで、差があるところに迷い込んじゃって。
「にげる」を押しても逃げられない。「もうダメだ、ゴールドが半分になる……」って諦めかけてた時に、仲間の1人がザラキの呪文を知らぬ間に覚えていて、敵をボッフン! ボッフン! ボッフン!って一気に倒したんですよ。本当に諦めてたのに「えっ!」となって、ビックリして……気付いたら勃起してたっていう。
渡辺 そこはびっくりしたでいいんだよ!
――いやあ、いい話ですねぇ。
長谷川 体が今まで経験のない状況になって、反応しちゃったと思うんですよね。
渡辺 なんでだよ。そんなの聞いたことない。
長谷川 僕も初めてですよ。僕が一番ビックリしました。こんなことあるんだって。
――今回の本では、「じゃないほう芸人とラジオ」という特集を組んでいまして。錦鯉で言うと、渡辺さんが“じゃないほう”という見られ方をすると思うんですが、ラジオからひしひしと魅力を感じるんですよね。長谷川さんは渡辺さんの魅力はどこにあると思いますか?
長谷川 言葉の選び方とその間が隆の魅力だと思いますね。僕なんて自分のオリジナルの言葉なんてないですから。まあ、間違った言葉が勝手に生まれるのはありますけど。隆の選ぶ言葉はあまり普段聴いたことのないようなものじゃないですか。よくそういう時に出てくるなって。さらに、胸を突き刺すような言葉も言うから、印象に残って面白いなって思いますね。