仮面ライダー生誕50周年の記念作品にあたる新シリーズ「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日)。9月5日に第1話が放送されてから、2ヶ月が経過した。
前作の反省点を生かし、好調な新作「仮面ライダーリバイス」
「今年は仮面ライダーシリーズ生誕50周年ということもあり、制作会社の東映としては“絶対に負けられない戦い”となっています。前作『仮面ライダーセイバー』は変身グッズの玩具が刀で『鬼滅の刃』ともろ被りしてしまい、クリスマス商戦で惨敗。物語の世界観が複雑で、話についていけない子どもも多く、視聴率も苦戦しました。『リバイス』は変身アイテムである『バイスタンプ』を子どもが好きな動物や虫、恐竜をモチーフにするなど、わかりやすい世界観にしています。さらに、過去の歴代ライダーたちに設定されている“イメージカラー”の要素をとりいれ、収集癖のある大人ファンたちの興味も上手に引いています」(アニメ誌ライター)
悪魔「バイス」を相方にするヒーロー「リバイ」
今回の主人公は「リバイ」と「バイス」という2体の仮面ライダーだ。主演の前田拳太郎(22)が演じる五十嵐一輝(リバイ)は銭湯経営の家業を継いだ若者で、「リバイ」は悪魔(バイス)を相方にする異色のライダーという設定。ちなみにバイスの声は『ドラえもん』のジャイアン役も務める人気声優の木村昴(31)が担当している。
「バイスはディズニー映画『アラジン』のランプの精ジニーのようなウザイほど陽気なキャラクター。近年、ライダーといえば比較的シリアスなトーンになる作風が多かったですが、いい意味でその風潮を壊してくれている。木村さんの声も子どもが親しみやすい」(同前)