母親がファンに…イケメンヒーローは若手俳優の登竜門
また、ちびっ子たちだけでなく母親たちのハートを掴みにいく演出も、最近の特撮ヒーローの“伝統”だ。
「仮面ライダーシリーズはこれまで、オダギリジョー(仮面ライダークウガ)、佐藤健(仮面ライダー電王)、瀬戸康史(仮面ライダーキバ)、菅田将暉(仮面ライダーW)といった後に人気俳優となる若手の登竜門としても知られ、毎シリーズ芸能事務所が“ネクストブレイク”を期待する若手イケメン俳優が主要キャラに抜擢されます。そのイケメン俳優を目当てに、子どもと一緒にライダーの物語を見る母親も多いんです。
「リバイス」は銭湯でイケメン俳優たちが“肉体美”サービス
本作ではさらに、ただイケメンをキャスティングするだけでなく、主人公が銭湯を経営しているという設定のため、ライダーを演じるイケメン俳優たちの“肉体美”で魅せる演出が施されています。
第1話には、主人公が17歳の弟と入浴するシーンがありました。主演の前田君は空手の全国大会優勝者だけあり、さすがに体が引き締まっていました。番組の最後に放送する『予告編』ではなぜか前田君が毎回上半身裸で登場します。これなんかは正直“狙っている”としか思えない演出です(笑)。
また、主人公がアニマル柄のパンツ1丁でバイスにマジックをみせるシーンもありました。ライダーは過去にも『オーズ』で主演した渡部秀がパンイチ姿をみせたり、『キバ』では瀬戸康史が入浴シーンを披露したことがあります。『W』では君沢ユウキが全裸にベルトを巻く衝撃シーンもあった。この回は演じていた役名の“霧彦”をもじってネット上で『尻彦さん』と呼ばれて話題になりました」(同前)
ドラマで五十嵐一家が営んでいる「しあわせ湯」のロケ地は足立区の老舗銭湯で、ファンのあいだではすでに“聖地”となっているという。この銭湯の常連客が明かす。
「銭湯では月に2、3度朝早くから撮影があるようです。撮影は男湯で行われていて、下を隠すために白い入浴剤をいれたり、アヒルのおもちゃを浮かべたりして絶妙な角度で撮っているそうです。週末は子連れのお父さんやお母さんやライダーファンの若い女の子が遊びにきますよ」