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「背中に鬼が宿ってる」「肉詰まりすぎです密です」の掛け声も…元ビキニ選手が語る、筋トレ女子のリアル

nora fitnessインタビュー#2

note

——どういう服装で行くのがいいのか難しいですよね。

nora 最初は、抵抗ない服装で行くのがいいと思います。トレーニングにのめり込んでいくと、だんだん勝手に、薄手の服になってくる(笑)。レギンスを穿いて「お尻のかたちがきれいに出るわ!」と鏡の前でポージングしたり。そんな感じで、トレーニングウェアになっていくんですよ。

 女性だと、筋トレしたいけど周りの目が……って方が多いんですよね。ジムでやらなくても、家でもできるので。まずはやりやすい形から始めるのが一番ですね。

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nora fitness』より

 私の場合は周りの環境に恵まれていて、「子どもを育てて、自分の筋トレもして、すごいね」と褒めてくださる方のほうが多くて。それはすごくありがたいです。

 でも夫婦でやっていると、ケンカも多いですね。ベンチプレスの練習をしていると、「なんでこの重量が上がらないの?」、「なんだそのフォームは」って。その瞬間、カメラを切って喧嘩が始まります(笑)。でもお互いに発散して終わるから、後に引かないんですよ。むかついたらベンチプレスを挙げて、心を落ち着かせたり。そういう意味では、筋トレが人生の中心になっていますね。

©鈴木七絵/文藝春秋

筋肉があるからこそおしゃれができるようになった

——日常生活で、筋肉があってよかったなと思うことってありましたか?

nora 意外とおしゃれができるようになりましたね。お尻がいい形だからこそ着れる服とかもあって、自分の着たい服が着れています。あとは子供達に、栄養素を気にしたメニューを作ってあげられるのもいいなと思いますね。

——逆に、筋トレを始めたからこそできなくなったことは。

nora 今までの服が着れないことです。はち切れてしまうくらい服が小さくなってしまって、全て買い換えなきゃいけない。経済的に大変でした。ダイエットのために始めたのに、なぜか体はでかくなっているんですよね(笑)。

 それに減量中は、とにかくアホになってしまいます。例えば、冷蔵庫にスマホを入れたり、洗顔で歯磨きしたり。脳筋という言葉は、ある程度的を射ているのではと思いますね(笑)。

——今後筋トレを続けていく中で、何か目標はありますか? 

nora 筋トレもですけど、今はYouTubeに力を入れていきたいので、登録者10万人を目指しています。筋トレの楽しさをみなさんにシェアしていきたいです。

 筋トレは、私みたいに子どもを産んでからでも遅くないですし、自分の体が変わる楽しさというのを一回知ってほしいなと思います。「筋トレYouTuber」って、結構ガシガシトレーニングしているイメージですが、私のチャンネルだとコメディとフィットネスを掛け合わせたような動画になっているので、笑いながら楽しく筋トレしてほしいなと思います。

©鈴木七絵/文藝春秋
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