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愛子さまと両陛下の絆
2点目の「両親との絆」という点では、定期的に両陛下との仲睦まじいご様子が宮内庁を通して伝えられている。9月には陛下のお誘いで一緒にジョギングをし、皇后さまが自転車で伴走されたことが公表された。また、学習院大では陛下が学ばれていることに関心を抱かれてスペイン語を履修。陛下を通じ、陛下のレッスンを担当する男性に質問を寄せられることもあったという。
小学校時代に不登校問題が生じた際には、皇后さまが毎日一緒に登校された。「過保護」などとする意見もあったが、こうした行動も、結果として健やかに育った現在のお姿につながっているのかもしれない。
一方で、秋篠宮さまは11月のお誕生日に際しての会見で、小室眞子さんと圭さんの結婚について、納采の儀などの儀式を行わなかったことついて、「皇室の行事、儀式というものが非常に軽いものだという印象を与えた」とし、また、結婚会見は「双方向での会見という形にしてほしかった」とも述べられている。
愛子さまは今回のご感想の中で、「天皇皇后両陛下には、これまで愛情深く大切に育ててくださり、どのようなときでも一番近くで支えてくださいました。また、上皇上皇后両陛下には、幼い頃より私を優しく包み込み、お導きくださいました。心より有り難く思っております」などと、冒頭の国民に向けた言葉だけではなく、両陛下や上皇ご夫妻への感謝も述べられた。
将来の皇室がどうなるかを予想するのは難しいが、大きな混乱に見舞われた皇室で、新たな成年皇族が述べられた感謝の言葉には、多くの国民がひとまず安心したのではないだろうか。