12月1日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは20歳の誕生日を迎えられた。日曜日の12月5日には、主な成年行事に臨まれ、愛子さまは美しいローブ・デコルテ姿を披露された。
アップにセットされた御髪には紀宮さま(現・黒田清子さん)から借用されたティアラが煌めき、シャープで細めなデザインのネックレスや、上質なシルクで仕立てられた潔いホワイトのローブ・デコルテがとてもよくお似合いだった。全体的にシンプルな装いが若々しさを引き立てていたように思う。
女性皇族方はドレスをお召しになる時、万が一、裾を踏んで体勢を崩すことがないように用心されるという。愛子さまは事前にしっかりと練習されたのだろう、一歩一歩慎重に歩みを進めるお姿は初々しかった。
随所に“雅子さま流”のエッセンスが
特に、愛子さまの身長を生かしたIラインを演出するローブ・デコルテのデザインや、テーラードカラージャケットのマニッシュさ、ドレスとジャケットでリンクするような地模様など、雅子さま流のエッセンスが随所に散りばめられている。
雅子さまは皇后陛下として母として、晴れの日の愛子さまのお召し物に相当力を注いでおられたのではないかと拝察している。雅子さまと愛子さまの親しいご関係があってこそ、よくご相談されて作り上げられたスタイルだったのだろう。