それがまた凄まじく甘いのだ。
幼少期、玉ねぎ嫌いだった私は、保育園で出された給食の玉ねぎがどうしても食べられず何度もお昼休みを棒に振った。あの時の自分に玉ねぎの美味しさを伝えてやることができたら、きっと給食がもっと楽しみになっていたに違いない。
イセエビのお味噌汁にお寿司まで、これでもかというほどご馳走が並んだ。そして釣った魚も登場して、軽く3人前は食べてしまった。
特にエソは香ばしく身もふっくらしていて、金輪際リリースは許されないリストに追加された(みんなが忌み嫌っているエソの小骨は、どこにあるのかわからないほど丁寧に調理されていた)。
とにかくすべてが美味しく、至福の時を過ごさせていただいた。
そして、夕食後に釣り場に人が戻ってこない理由が分かった。これはもう満足なのだ。食欲が満たされて、旅行自体が完全にゴール地点に達してしまったのだろう。
私も温泉に入って寝ようと思ったが、ふと釣り場をのぞくと、誰かの電気ウキが沈んだ。
「タチウオをまだ釣っていない」
釣り人モードに切り替えて、数名しかいない釣り場に乗り込んだ。
飲んで寝るも、竿を振るも自由だ!
あったかい温泉もふかふかなふとんも魅力的だったが、私は結果的に釣りを選んで、タチウオ狙いでテンヤを投入した。
するとあっさり2匹釣れた。
常夜灯周りを夜通しアジが回遊しているので、タチウオにとっても餌が豊富な環境なのだろう。やはり淡路島観光ホテルのプライベート釣り場は魚影が濃い。本当に素晴らしい釣り場だとあらためて実感した。
夜釣りを満喫したのちは、1時まで空いている大浴場で一日の疲れを癒し、満ち足りた状態で就寝した。
淡路島観光ホテルに宿泊してみて
控えめに言って最高すぎた。
釣り未経験者でも楽しめる釣り場、料理ができなくても自身が釣った魚を食べることができるサービス。温泉や料理など、唯一無二の環境が淡路島観光ホテルにはあった。
お子様とくれば思い出に残る経験ができて、さらにこんな素敵な写真までもらえる。
時期によっては30cm超えのアジが入れ食いになったり、青物が釣れるそうなのでホームページの釣果情報を見ながら宿泊プランを立ててみてはどうか。
今回紹介した内容は、YouTubeの「ぬこまた釣査団チャンネル」でも前後編に分けて詳しく紹介しているので、ご視聴&チャンネル登録をよろしくお願いします。
写真=ぬこまた釣査団(大西)