夜は大サバが爆釣
夕方は投げサビキ釣りからスタート。関西では「下カゴ」と言われるコマセカゴが仕掛けの一番下にくる組み方が主流であるが、私は「上カゴ」つまりサビキ針の上にカゴを付ける関東流の仕掛けを選択した。
どちらの方が釣れるというわけではないが、下カゴは仕掛け投入と同時にコマセが勢いよく出てサビキとも同調しやすい。出が良い代わりに、コマセの充填頻度が高めになる。
しかし充填方法が画期的で、水汲みバケツに海水とアミコマセブロックを入れておけば、後は仕掛け(カゴ)を水汲みバケツにじゃぶじゃぶさせることで、勝手にカゴの中にアミエビが入り手を汚さず詰めることができる。
私は学生時代を大阪で過ごし、サビキ釣りキャリアを関西流からスタートさせたので驚きはなかったが、ウナギの焼き方同様に釣り方も「ところ変われば」である。
釣果の方は先日同様に夕方以降アジが釣れ始めたが、この日はなんと中・大サバまで群れで回って来たのだ!
隣のルアーマン、奥の釣りビギナーさん、みんな釣れてる。が私の方には……。
3号針のサビキ仕掛けではアジが先に掛かってしまうので、7号の比較的大型の針に替えたところ、アジが掛かり辛くなり、ウキが真横に勢いよくスライドしてサバのチャンスタイム突入。34cmの丸々したサバが釣れた。
途中からタチウオ狙いに変更したが、アジよりサバの方が多いのではないかと思うほどサバが連発していた。
この日は夕食のおかずとして、エソ、コブダイ、中サバをフロントに持ち込んだ。
夕食は地魚尽くしの会席料理
この数年、「釣り 車中泊 カップラーメン」が定着してしまった“三度の飯より釣り”派の私にとって、釣行後の会席料理は正直震えた。
近海で獲れる地魚料理を中心に淡路牛などのフルコース、いただきます。
マダイやサワラなどのお刺身は、とろけるほどに柔らかい。昨夜食べた活け造りの噛み応えも新鮮だったが、しっかり熟成された魚のお刺身は、甘ささえ感じるほど身の旨味が飽和している。
また焼き物やお鍋には、淡路島産の玉ねぎが使用されていた。
一見、主役のマダイやハモをお膳立てするサブキャラ的な存在だと思っていた(個人の感想)。しかし一度口に入れると、「甘い……」。