宿泊者専用のプライベート釣り場で釣り放題。しかも釣った魚をプロの料理人が調理して夕食に提供してくれる。そんな釣り人にとって夢のようなホテルが兵庫県淡路島にあると聞いた。
一体どんなホテルなのか? 好奇心を抑えきれず、私は釣具をまとめて速攻で車を走らせた。
今回は、24時間釣り放題の“楽園”、淡路島観光ホテルで過ごした3日間の釣り三昧生活をレポートしていく。
淡路島観光ホテルへ2泊3日の釣り旅
淡路島観光ホテルは昭和34年に創業された、兵庫県洲本市(淡路島)にあるホテル。施設内にプライベート釣り場があり、宿泊中は24時間いつでも釣りを行うことができる。
事前に調べた情報で一番驚いたのは、そこで釣った魚を素泊まり、食事付きプラン問わず調理して夕食で提供してくれるサービスだ。素泊まりプランを選んで、釣れなければ晩御飯抜きになる“プチサバイバル気分”を味わうこともできる。
まさに釣り人のためにあると言っても過言ではないホテルだ。
千葉在住の私にとって、西は中国地方までなら車で移動できる範囲だ。そこでホテルまで700キロの道のりを車で走ることにした。疲れた身体は、ホテル内の温泉で癒せば良いという安易な発想である(笑)。
8時間のドライブの末、明石大橋を経て淡路島に入り、洲本の市街地を抜けて海岸線に出ると、すぐに海に面した淡路島観光ホテルが見えた。
ホテルに到着すると、ホテルマンが親切に駐車場を案内してくれた。
入館して、まず目に入ったのはホテル主催の釣り大会の景品!
そして売店に並ぶ釣り具の数々……。間違って釣具屋へ来てしまったのかと思うほど全力の“釣り推し”が止まらない。
15時前に到着した私は、まずチェックインを済ませて部屋へ向かった。
海が一望できる絶景の部屋
案内されたお部屋は、ホテル最上階にある室。
大きな窓からは大阪湾を一望することができる。
真下にはプライベート釣り場も見えた。まずは窓越しに青物のナブラ(大型のフィッシュイーターに追われた小魚が海面を跳ねる現象)を探したが発見できず!
都会の喧騒から離れた癒しの空間で過ごせることが楽しみで仕方ない。
このまま部屋でのんびりしたい気持ちもあったが、夕食の食材を確保すべく釣り場へ向かった。