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売れすぎて店頭販売中止の「幻のラムネ」も…大人の心つかむ「ラムネ菓子」 パッケージで需要掘り起こす

source : 提携メディア

genre : ニュース, ライフスタイル, 社会

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筒形のラムネ菓子でお馴染みの森永製菓。
ラムネ商品の売り上げが右肩上がりに伸びていて、2021年8月は2014年の4月と比べて4倍以上になっている。

 

なぜ今再びラムネが売れているのか…。
街で聞いてみると、10代の若者を中心に人気がじわじわ広がっている模様。

 

お菓子の専門店『まるしげ ホワイティうめだ店』を取材すると、駄菓子コーナーはもちろん、売り場の一等地ともいえるレジ横の人目に着きやすい場所にも、袋タイプのラムネがずらりと並んでいた。

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マルシゲ スーパーバイザー 川西康雄さん:
1日に30-40袋売れる時もありますし、1人で10袋まとめてご購入される方も多いんです。やはり最初に森永製菓さんが袋タイプを出されて、それが鞄なんかに女性の方でも入れやすいとか。ちょうどグミのような袋が受けてる原因じゃないかと思います

 

人気の火付け役は森永製菓の「袋タイプ」

特に大人に人気の袋タイプ。
森永製菓が昔懐かしいラムネをリニューアルして、ヒットを続けている商品『大粒ラムネ』は、従来のものと比べて1.5倍の「大粒」が特徴だ。
パッケージにはこんな表示が…

薄田ジュリア・キャスター:
1gあたり0.9gがブドウ糖なんですって。ほぼブドウ糖ですね

 

実は、販売する森永製菓によると、この「ブドウ糖」がヒットのヒミツだそうで…

森永製菓 菓子マーケティング部 中原仁さん:
手軽に美味しくブドウ糖が摂取できて、仕事の効率化や勉強が捗るとか、そういうお供にできる商品として受け入れていただけたのかなと。 試験の結果はもう出ていて、実際に論文も発表しています

森永製菓は2020年、自治医科大学医学部の間藤卓教授の監修のもとで、人がブドウ糖を摂取した時の脳の働きについて試験を実施した。

自治医科大学医学部 間藤卓教授:
健康な人にボランティアをお願いして実験したら、ワーキングメモリーと持続的な注意力という脳の働きに関して効果が出ました。そこに有意差が出たところが興味深いです