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着物姿で“日本”を味わう若者たち
入場料は2万ウォン。映画やドラマのオープンセットは、5000ウォンから高くても1万ウォンが一般的で、入場料が要らないところもある。それらと比べると割高だが、筆者が訪れた11月7日は駐車場が足りなくなるほどの賑わいで、来場者たちは入口の前からカメラやスマートフォンを構えて写真を撮っていた。
入口ゲートを兼ねている鳥居をくぐると、着物姿の若者たちが目についた。着物か浴衣と草履などの小物1式3万ウォンのレンタルで、着物レンタルは申し込んでから1時間以上、待たされるほど人気が高かった。
江戸時代なのに赤いポスト……?
スタジオ内には、ラーメンや天丼などを販売するレストランがあり、長い行列ができていた。ラーメンは1杯1万2000ウォン。ソウル市内なら8000ウォン以下で食べられる。
売店で販売していた土産物もソウルで買えるものばかりで、ソウル市内の高級デパートと比べて5割以上高かったし、なかには倍額以上のものすらあった。
食事は高く、江戸時代をイメージしたといいながら赤い郵便ポストがあるかと思えば、神棚には仏器が並んでいる。稲荷神社を模した祠には猫と鼠の置物が鎮座していた。
旅館は宿泊者しか入ることができないので、中を見ることはできなかったが、1泊50万ウォン~80万ウォンという。