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山Pのバックについている“日本芸能界の権力者”

 一方で“新しい世界”から芸能界へと戻ってきて、かつ軌道に乗っている辞めジャニもいる。昨年10月に退所した山Pこと山下智久(36)だ。

「2020年7月に女子高生と飲酒し、ホテルへ“持ち帰り”をしたことで、無期限活動自粛という厳しい処分を受けました。山下はその謹慎中に退所を決意しています。しかしそれまでにも、山下を担当していた元SMAPのマネジャー飯島氏が退社し、2019年に公私ともに山下を可愛がっていたジャニーさんが亡くなったことで、彼の心中にもいろいろな変化があったのでしょう。海外作品への出演などで縁が深まっていたウィル・スミスの事務所へ移籍しました」(スポーツ紙芸能デスク)

山下智久(本人のInstagramより)

 しかし今年3月にウィル・スミスの事務所との契約を終了。母親と妹とともに事務所を立ちあげて“独立”した。

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「事務所の後ろ盾をなくすのは時期尚早では、という見方が多かったのですが、実は彼には別の大きな後ろ盾が決まっていました。それが芸能界を牛耳るドンたちの“実行部隊”とも言われる大手事務所『X』です。ジャニーズとしても、『X』にはさすがに強気には出られませんから。

 独立後にはハリウッド映画への出演や写真集発売、そして来年4月の連続ドラマ『正直不動産』でNHK初主演も決まりました。元々、ジャニーズタレント中ではトップクラスの人気を誇っていましたし、“権力”が加われば日本の芸能界での活躍は約束されたようなもの。辞めたのは正解でしたね」(女性誌編集者)

 山下と同じく、業界内で「辞めて正解」と評価されているのが、今年11月1日にV6解散と同時に退所した森田剛(42)だ。ジュニア時代は絶大な人気を誇っていた森田だが、近年の活動は舞台が主で少々地味な印象だった。同じV6でもトップ俳優として活躍する岡田准一(41)や、MCや俳優としてバランスよく活躍する井ノ原快彦(45)に大きく水をあけられていた。

森田剛(本人のTwitterより)

「V6の解散自体が、森田が抜けたいと言い出したことがきっかけ。他のメンバーはV6解散後もジャニーズに残りましたが、森田は妻の女優宮沢りえと新事務所を設立して俳優業に全力投球していく体制を整えました。名女優である宮沢は演劇界では大きな影響力を持っていますし、彼自身もこれまで培ってきた実力と人脈がある。ジャニーズを辞める際にもしっかり仁義を切っていることでしょう。

 今シリーズで反町隆史が降板する、水谷豊主演のテレビ朝日系連続ドラマ『相棒』の5代目相棒の候補に浮上しています。“職人気質”の森田にとって、退社は吉と出たようです」(スポーツ紙記者)

 明暗が分かれだした“辞めジャニ”たち。長瀬智也や元SMAP、元少年隊らはいまどういう道のりを歩いているのだろうか――。

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