――9月6日のTwitterで「実はここだけの話、わたしは毎日わふこの顔面に惚れ惚れしている。すごーく好きな造形をしている。大変よきである」とツイートされていますが、やはり高校時代からルックス的な面からもわふこさんのことが気になっていたのではないかと。
つしま もちろん。この顔、よくないですか?(笑) この横顔の素晴らしさ。見た目も大変良いですね。
――漫画では、高校時代の出会いがカッコよい感じで描かれていますよね。
つしま あれは漫画なので、ああいった演出にしているんですけど、造形もかなり違っていたんです。高校に入学した頃のわふこはだいぶ身体が大きかったんですね。
わふこ 100キロは超えてたね。
つしま 2年生で同じクラスになったんですけど、その時にはだいぶ痩せてたんです。2年生の時に1年生の時の写真を見て「エーッ、こんなだったっけ」って、なったので。
――自然にシュッと?
わふこ 自然と。寮のある学校だったんですが、寮生活を送っていたら痩せていって、1年で30キロぐらい落ちた感じ。
つしま 普通体型になっていて。痩せていいなぁとなったわけじゃないですけど、見た目はいいなとは思ってました。
牛の去勢方法の真似を……高校2年生で試みたセルフ去勢
――その高校2年生の時に、わふこさんは男性器の根元を糸で縛って壊死を促すという“セルフ去勢”に臨みます。年齢的に肉体の成長が著しかったゆえに、苦悩もピークに達したのでしょうか?
わふこ ずっと「なんか違うぞ」というのがあって。身体が変化していくうちに、自分は男なんだというのを感じていたし、思ってはいたんですけど、どこかでモヤモヤみたいなものは残っていて。で、高校2年生でセルフ去勢を試みてしまった感じです。まぁ、失敗というか、結局は去勢することはできなかったんですけど。
――漫画では、カッターで糸を切って「『コレ』は死ななければ取れない 死ぬか自分を押し殺して生きるか」と考えた後に「ワタシは生きることを選んだ」とあります。この時の気持ちというのは。
わふこ しかたがないみたいな。あきらめというか。で、そのままずっと過ごしてはいたんですけど。とにかく、第二次性徴で一番苦しかったのが声変わり。低くなっていくたびに、近づいていくみたいな。
つしま 自分が一番なりたくないものに、なりたくない状態に寄っていくどうしようもなさみたいな。
わふこ そうね。それを、まざまざと見せつけられたり、知らしめられていくみたいな。「自分は男なんだ」って。