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メガネらしい外見を保つには避けて通れない「バッテリー問題」
さて、そんな本製品ですが、ネックはいくつかあります。
ひとつは充電がほぼ毎日必要なことです。本製品は一般的なメガネの形状に近いぶん、搭載している充電池のサイズも小さく、電池は1日持つか持たないかといったところです。電池が切れてもメガネとしては問題なく使えるとはいえ、それでは本製品である意味がありません。
実際に使った限りでは、日中に充電せずに済ませるには、充電ケーブルをデスク周りに設置して夜間に充電し、日中のデスクワークの時のみ使用するというスタイルにならざるを得ません。仕様面での制限が用途に影響を与えるというのは、ややマイナスです。
もっとも本製品は見た目がメガネそのものであることが最大の特徴ですので、バッテリーをより多く搭載できるようにフレームの一部を太くするなどの設計変更は禁じ手で、メーカーの側の苦労が忍ばれます。本体の天地をひっくり返して置くとスリープモードになる機能を活用するしかありません。