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 もうひとつ気になるのは、メガネを装着していない状態であっても、利用中とみなされて、アプリから「休憩しましょう」などと通知が送られてくることです。せめてテンプルの部分を折りたたんでいる時は未使用とみなして通知を止めるなど、連動ギミックが欲しかったところです。メガネと連動しすぎるとバッテリーが消耗しすぎるという事情もありそうですが、このあたりはまだまだ洗練されていない印象があります。

通知は手動で止めることはできますが、「充電中は停止」「メガネを外している間は停止」といったステータスに合わせた設定ができず、オンかオフかの選択しかできないのも困りものです

“もうひと化け”すれば有償サブスクリプションも高くない!?

 もうひとつは、ここまで見てきたセンサーによる計測機能が、2年目からは有償(月額500円)の契約となることです。正確に言うと、もともとサブスクリプションモデルなのですが、1年目は無料に設定されているため、2年目から有償になるように見えるというわけです。

 こうした日々のデータを取得するタイプの製品は、数ヶ月使ってデータが蓄積されて初めて意味を持ってくることも多く、使って間もない段階で評価するのは早計ですが、まだまだ実験的な機能が多い現段階では、データが蓄積されたらこんなことがわかる! こんなに役立つ!というビジョンが見えにくく、有償契約は躊躇する人も多そうです。

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1年目は無料ですが、本来は有償(月500円)のサブスクリプションモデルです。ちなみにiOSの場合、解約は設定画面の「Apple ID」→「サブスクリプション」で行います

 もちろん1年間フルに使い切ったあと、2年目からは普通のメガネとしてのみ継続利用することもできますが、それよりは前述のアバター機能も含めて、使い続けるモチベーションとなりうるこの製品ならではの機能や付加価値が増えたほうが、ユーザにとってもプラスのはず。まだまだ荒削りながら「化ける」可能性を秘めたデバイスで、そのためにはもう一声ほしいというのが、今回試してみた結論です。