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同じ空間に「推し」がいる幸福感…「防弾少年団(BTS)」と2年ぶりの再会へ、ロサンゼルス公演に行ってきた

2021/12/25
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 それはBTSの映像や写真がどんなに世の中にあふれていても、公演している彼らは「いまここにしかいない」という実感を得たいからなのだと思う。日常とは切り離された場所で、彼らを照らす光の一粒になれて、夢のような時間だった。

「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LA」の総観客数は、4日間で約21万人を記録したという。ARMYたちの会話に耳を傾けると、英語だけではなくスペイン語、韓国語、日本語もよく聞こえた。女性グループだけではなく男性グループも、家族勢揃いで来ている人もいた。人種も年齢もさまざま。2日目にわたしたちの前に並んでいたコロラド州から来たという年配の女性は、韓国の歴史を勉強していてBTSに興味を持ったという。RMが好きなのだと照れながら語っていてキュートだった。

©紫野あみ

BTSは2度目の長期休暇へ

 わたしは12月4日に帰国した。幸い入国後のPCR検査の結果は陰性で、体調不良もなく、隔離期間を無事に終えることができた。

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 BTSは12月6日から長期休暇に入った。先行きはまだまだ不透明だけれど、彼らが公演中に言っていたとおり、このコンサートは終わりではなく始まりなのだ。きっと充電して2022年には新しい姿を見せてくれるだろう。楽しみに待ちたい。

同じ空間に「推し」がいる幸福感…「防弾少年団(BTS)」と2年ぶりの再会へ、ロサンゼルス公演に行ってきた

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