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テレビ局がジャニーズより恐れるもの…「ドラゴン桜」山下智久“声だけ出演” 収録が“最終回放送前夜”だった理由――2021年BEST5

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2021年(1月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。ジャニーズ部門の第5位は、こちら!(初公開日 2021年7月18日)。

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「最終回の視聴率は大台超えの20.4%(世帯平均)。山下の“出演”も数字に大きく貢献しましたが、実現までにはすったもんだもありました」(TBS関係者)

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山下の“声のみ”登場シーンが瞬間最高視聴率を記録

 6月27日放送の最終回が、今年のドラマ最高視聴率を記録した「ドラゴン桜」(TBS系)。中でも前作(2005年放送)からのファンが大いに沸いたのは、山下智久(36)をはじめとする「東大専科」卒業生の登場シーンだった。

山下智久

「東大の2次試験を控える生徒たちのために、阿部寛演じる桜木弁護士がかつての教え子を呼び寄せ、中尾明慶や小池徹平、紗栄子らが16年ぶりに集結。終盤には新垣結衣もサプライズで出演しました」(同前)

 瞬間最高視聴率22.7%をマークしたのは山下の登場シーン。メールを読み上げる“声のみ”の出演にとどまったが、それでもTBSにとっては画期的な出来事だったという。

矢島(山下)からのメール(「ドラゴン桜」TBSより)

「生徒役の髙橋海人(22)はKing & Princeに所属する現役ジャニーズ。昨年退所した“辞めジャニ”の山下との共演は、業界でタブー視される前代未聞のキャスティングです。局側はジャニーズにお伺いを立てたものの、なかなか返事がなかったといいます」(同前)