大家族密着ドキュメンタリー番組「痛快!ビッグダディ」(2006~2013年)シリーズで一躍有名になったビッグダディこと林下清志さん(56)。その三女である詩美さん(23)は、現在スターダムに所属し、プロレスラーとして活躍している。

 2020年に、ワールド・オブ・スターダム王者となり、9度の王座防衛を果たしている。そんな彼女に、ビッグダディとの関係や大家族密着番組、そしてビッグダディの元妻への思いなどを聞いた。(全2回の2回目/前編を読む)

林下詩美さん

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俺の嫁であってお前らのお母さんではない

——ビッグダディはこれまで7回離婚をされていますが、詩美さんはどのような思いだったのでしょうか?

林下 正直、初代のお母さんが、私にとってのお母さんなんですよ。その気持ちはずっと変わらず。だから父が新しい相手と結婚しても、お母さんと思ったことは一度もなくて。お父さんのお嫁さんっていう印象でした。

 父からも「俺の嫁であってお前らのお母さんではない」って言われたので。離婚しても「そうなんだ」くらいで。でも結婚して兄弟が増えるのはめでたいなと思っていました。バツ7なので、感覚は麻痺っているかもしれないですね。

 

——新しい家族と衝突することもなかった。

林下 なかったです。みんな家族として受け入れていました。新しい兄弟とも仲良くて、一緒に遊んだり、同じ部活に入ったり。子供の喧嘩はありましたけど、本気で嫌いとかそんなのは全くなかったです。

今でも頻繁に集まるというビッグダディ家 一番右が詩美さん

——ビッグダディは以前、AV出演やホストデビューもしていましたよね。それについて何か揉めることは?

林下 ないです。AVに出演する時も、家族LINEに「こういう依頼きているけど、どうですか?」って。AVに出演できるチャンスなんて、普通の人はないじゃないですか。そういう経験はなかなかないので、「やったらいいじゃん!」ってみんな賛成していました。

 父が見ての通り超ポジティブなので、家族もポジティブなんですよ。小さい時からいろんなことがあったので、ちょっとやそっとのことではへこたれないというか。