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「AV出演依頼きているけど、どうですか?」とビッグダディからLINEが…プロレスラーの三女が語る、7回離婚をした林下家の現在

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ビッグダディの三女・林下詩美インタビュー#2

note

2014年には自宅兼職場が全焼

——2014年には仕事場兼自宅が火災で全焼したこともありましたよね。それも落ち込まず?

林下 私は当時、奄美大島にいたんですけど、友達がTwitterで「ビッグダディの家、燃えてる」ってツイートしていて、それではじめて知りました。びっくりしたし、怪我人がいなくて本当によかったなと思いましたが、燃えちゃったものはしょうがないので、笑っていましたね。火事で全焼する経験もないので、本当にうちっていろいろあるなとつくづく思いました。

 

——兄弟が多いと、自分と比べてしまって悩むこともあるのでしょうか。

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林下 それはありました。他の兄弟はすごく素敵だけど、私だけなんの取り柄もないなって。特徴もなかったので、TVで取り上げられることも少なかったし。12人もいると自分の長所を見出すのが大変で。そこは少し苦労したところかもしれないですけど、自分のアイデンティティは何だろうかって考える機会は多かったです。こうやって今好きなプロレスができているのも、その環境だったからできたと思いますし。

ビッグダディと詩美さん

——プロレスラーになったきっかけは何でしょうか?

林下 父や兄がプロレス好きだったこともあり、プロレスが身近だったんです。中学3年生の時、家族でWWEのTAJIRI選手の凱旋試合を観戦して以来、プロレスの虜になってしまって。同級生が西野カナさんの曲を聴いてる中、私は好きなプロレスラーの入場曲を聞きながら登校していました。中学を卒業したら、入団しようかなと思ったこともあったんですけど、高校は行っとくべきだと思って、卒業までは待ちました。

 

 私の兄や姉は高校卒業後に、仕事をして妹や弟の学費を工面してくれていたんです。それがあったから兄弟が多くてもやりたいことができていたので、私も仕事をして家にお金を入れたいと思って。高校卒業後、1年間は飲食店で働いていました。三つ子の妹がいて、一気に入学だとお金が3倍かかるので。1年経って姉としての責任を果たしたし、「今ならプロレス目指せるかもしれない」と思ったので、すぐに履歴書を買って送りました。

STARDOM official』より

——それでスターダムに入団されたと。

林下 そうです。一から育成していただいて、5ヶ月間練習したのち、2018年の8月にデビューしました。

——練習生時代は、お金はどうされていたんですか?

林下 お金は出ないので、貯金を取り崩していました。当時は食事は会社に出してもらっていたので、そこまで大変ではなかったです。休みの月曜と火曜以外は、朝から晩まで練習に取り組んでいました。

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