文春オンライン

『東大王』紀野紗良さんが明かす、北海道での東大受験を乗り切った“スマホルール”の極意〈1日1時間リビングだけで〉

東大王・紀野紗良さんインタビュー#1

2022/01/14
note

勉強アプリとゲームでスマホ利用は1日1時間

――高校に上がっても、SNSはLINEだけですか。

紀野 はい。周りの子はインスタとかミクチャとかやっていたみたいですけれども、高校生のうちはまだいらないかなと自分で判断しました。

――周りがやっていることを自分だけやらないと不安になる、という子がいますけど、そういう不安はありませんでしたか。

ADVERTISEMENT

紀野 インスタをやっている子がそんなにいないと思っていました。私が知らなかっただけかもしれないんですけれども……いや、そうなんだろうな(笑)。

――周囲に流されないタイプなんですね。高校生の頃は、スマホの使用時間は1日どれくらいだったのでしょう。

紀野 学習記録の時間を含めると、1時間ちょっとだったかなと思います。スタディプラスという勉強管理のアプリを高2の終わりから使い始めたので、勉強のお供にしていました。ただ、集中して使い続けるということはほぼなかったです。学習記録をつける時はスタディプラスだけを開くし、今日はゲームをたくさんやりたいという時は、1時間「ツムツム」ばかりやっていました。

©佐野円香/KADOKAWA

LINEやSlackを「即レスしなきゃ」とは思わない

――スマホの使い方は、大学に入って変わりましたか。

紀野 友だちと連絡を取ることが増えました。特にサークル(東大の謎解きサークル)でLINEやSlackがたくさん来るんです。

――即レスしなきゃ、というプレッシャーは昔も今もないですか。

紀野 全然ないです。私はマイペースなので、返したいと思った時に返すスタイルです。緊急連絡や仕事関連の連絡だったらすぐ返すようにしていますけれども、プライベートな会話だったら、その時している作業が落ち着いてから返すようにしています。